企業内診断士Rのブログ

診断士登録7年目。企業で働く中小企業診断士のブログ。

ダブルライセンスは必要?~企業内診断士の独立事情

診断士Rです。

 

前回の記事の続きで、今回は企業内診断士が独立する為に必要なことについて個人的な意見を書いていきたいと思います。 

bluelart.hatenablog.jp

 

独立する際に大事なことは大きく二つあります。

 ①お客さんのツテがあるかどうか

 ②お客さんに付加価値を提供できるかどうか

 

なお、先にダブルライセンスは必要か?という表題に対する私の見解を述べておくと、基本的にはNOです。

 

①に関しての理想形は、日頃複数の中小企業を相手とする仕事をしている人限定ですが、今の仕事を利用してお客さんを獲得しておくことです。但し、企業勤めの場合は殆どの場合会社の名刺があってこその関係なので、そこのブレークスルーが必須です。ですがうまくいけば、大企業と取引関係のある中小企業は比較的規模の大きい会社が多いので、数は少なくても安定した収入源になり得ます。

 

そうでない場合の手段が、ダブルライセンスだと思います。経営コンサルティング単独では、仮にニーズはあってもお金を払う用意まである中小企業へのアプローチは至難と思います。会社が必要経費として出せる独占業務をきっかけにして関係を持ち、コンサルティングに繋げていく為のダブルライセンスですね。

 

それが無い場合、協会など診断士ネットワークを頼る手があります。よく言われるベテラン診断士の下請けってやつですね。…私はゴメンです。

 

次に②の付加価値面です。こちらに関しては、ダブルライセンスは必要ない、というのが私の意見です。資格そのものは独占業務をできるというただ一点において意味があるものであって、それ以上の意味はありません

資格の勉強をするなら、その時間を実務経験に投資した方が間違いなくいいと思いますし、そもそも独占業務になっているような定型業務以外は、座学を経験なしで付加価値に繋げられるほど甘くないと考えています。企業内診断士は常に実践の場がある訳なので、業務を可能な限り「一般化」して取組み、毎日を無駄なく過ごしていれば間違いなく大きな武器になるはずです

 

つらつらと書いてきましたが、なんだかんだ資格談義は結構好きなので、次回記事でもう少し深堀りしてみようと思います。

bluelart.hatenablog.jp

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